コンプレッサ圧縮空気漏れ状況と電気料金
<工場省エネのカギを握るコンプレッサ>
下図の構成でコンプレッサの電力量、吐出空気量(流量)、圧力を計測した時、空気配管や設備からの圧縮空気の漏れ量について考察します。(本説明では無線は関係ありません)
下図において、
- ある時間にコンプレッサを停止(赤色丸印)
- 圧力は図のような関数で減衰(横軸は時間、縦軸は圧力[MPa])
- 圧力0.67MPa~0.55MPaの間の圧力の減衰状態を右図に拡大(第一軸は流量、第二軸は圧力)
- 図より、漏れ量は0.3[m3/min](2.1[m3]/6.5[min] 漏れ率=t1÷(t1+t2)=13%)。漏れコストを計算すると約1[円/min]で、8時間(※)では480円の損失。本例は小規模工場の例(空気消費量が2[m3/min])であり、大規模工場ではさらに損失は大。