省エネでまこんの備えている見える化
省エネでまこんの見える化の特徴
- 予測デマンド、瞬時電力、警報等はリアルタイム更新
- データ表示のほかに分析機能も充実
- 異常電力の監視
- データ保存は3年間(クラウド上に保存)
- レスポンシブWEBデザイン採用でスマホ、タブレットにも完全対応(専用の端末は不要)
- 機器の近くや自宅など何処からでもエネルギー使用状況等が閲覧可能
省エネでまこんにおける具体的な見える化
ダッシュボード
・主要な情報を集約したページで、リアルタイム更新
・警報、瞬時電力、予測デマンド、最大需要電力など表示
最大デマンドの発生状況(分析機能)
・最大デマンドの発生状況を示したもの。発生日時・最大需要電力について、度数分布グラフで分析。
・デマンド制御はこれらの上位数件が対象。自社の傾向が把握でき、目標設定や原因対策に活用できます。
・もちろん、対策効果の確認にも利用できます。
デマンド予測
・現在のまま電力を使用した場合、デマンド時限後にはどうなるかを予測表示したもの(水色の部分は現在電力)
・折れ線グラフによる予測表示(予測デマンド1は変化率によるもの。予測デマンド2は現在値と原点を結んだもの)
・予測値は数値としても表示
・デマンド警報の履歴も表示
デマンド管理においてデマンド警報時、自動制御のみに頼る負荷遮断方式では柔軟性に欠け、生産活動や事務所環境に影響を与える場合があります。機器の運転を遅らせるあるいは早める等の 人手による介入も時には効果があり、そのためには現状の負荷状況を知ることで対処できることがあります。この画面により、上記のようなケースにも柔軟に対応可能です。
また、この画面からはどの程度の負荷をどのタイミング抑制すれば良いかがわかります。例えば負荷の能力を落とすことにより消費電力が下がる場合にはこの画面が活用できる場面です。1分程度後には画面は更新されるので、さらなる対応が必要かどうかなどが早めに判断できます。
電力データ(30秒ごと)
・30秒ごとの電力使用量のグラフです。このようにきめ細かくデータを収集しておくと、例えば、過去のある日の10時5分00秒から11時20分00秒までの1時間15分間の電力量を把握したい時、一般的には前もって計測器を設置しておかなければ不可能ですが、省エネでまこんでは、30秒単位で電力量を保存していますので簡単にわかります(CSVでダウンロードし、所定の時間内で集計)。
・また、最大デマンドの発生や異常な電力が発生した時の分析にも役立ちます。
・通常の負荷状況と大きく異なる変化が発生(10秒間隔)した場合など、メール通知を行う機能も備えています。
・オーバービュー(右下の24時間スケール)と詳細(1時間スケール)を用意しており、微小な変化や大きな変化を視覚的に捉えることまで可能です。
・例えば昼休みの消灯は遅滞なく実行されているかなど、30分データでは判別できないことまで見えてきます。
デマンド
・30分ごとの最大需要電力(デマンド)のグラフです。各時間帯のデータをクリックをすれば、詳細データへリンクしているため、分析作業が容易になります。
このリンク機能は、月間、年間グラフにもあります。
・重ねて表示されている折れ線グラフは前日のデマンド。以後を予測するうえで参考になります。前日のデマンドは自動描画され、さらに任意の日にちのデマンドを重ねて表示することへも対応しています。
警報の一覧
最大需要電力が目標を超過することが予測された際、負荷遮断警報を出すと共にスマホ等の端末にも表示します。このような履歴は以後の予測等にも活用できます(図)。
異常電力の監視
瞬時電力がしきい値を超過した場合や直前状態に比べて過大な電力が発生した場合など、メールで通報。このような監視機能を備えており、場合によっては異常の早期発見に役立つことがあります。
図はしきい値を150kWに設定し、これを超えた時のデータ(上図:30秒ごとのグラフ)とその時の警報(下図)を示したもの。システム上は10秒間隔で管理しており、グラフでは150kWを記録していますが実際には150kWを超過しています。
過去データとの比較
効率の良い時との比較、昨日との比較あるいは先月データと比較することで、問題解決の糸口や気づかない点が見えてくることがあります。
図は同じような生産状況の日のデータを重ね表示したもので、それぞれのデータは似たようなロードカーブとなっています。しかし、日によっては部分的に大きなデマンドが発生しています。他の日とは異なる特別な作業が行われたことなどが考えられ、作業タイミングの調整・見直し等の対策によりピーク抑制やシフトが可能かどうかなどの判断材料となります。
このようなデータから現状の作業手順等を分析し、より効率的な人員配置や作業手順などについて検討することは経営改善に結びつくことがあります。
吐出空気量や吐出空気圧力の計測
図は省エネでまこんで計測したコンプレッサの吐出空気量と空気圧力のトレンドグラフです。水色はコンプレッサAの吐出空気量、紫色はコンプレッサBの吐出空気量、黒色は吐出空気圧を示しており、1分ごとのデータです。
コンプレッサAは定速機で、このAの吐出空気量の不足分をコンプレッサB(インバータ機)が補完している様子が読み取れます。これらのコンプレサは台数制御の管理下にありますが、改善余地がないかどうかなどさらに詳細な分析を行なため、データはエクスポートできるようになっています。
環境温度の計測
省エネでまこんでは温度計測は標準機能です。図において、オレンジ色の折れ線は「省エネでまこん【本体】」付近の現在温度で、前日(黒色)や指定の日(水色)と比較することで、気温と関係の深い空調負荷の消費電力推定やデマンド予測に役立ちます。計測間隔は10分間です。